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旦那さんが書いた記事です。

よかったらご覧ください。

 

 

今朝の地震で多くの方々に不便が生じつつもフェイスブックなどで無事を確認して安心しております。

うちは神戸ですので、幸い、これといった被害はなく、家族共々元気に過ごしています。

ですが、被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。

こういった大災害が起きるたびに思い出すことがあります。

ある天台宗のお坊さんが書かれた本に載っていた内容ですが、天台教学には十界という考え方があります。

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十界(じっかい)とは、天台宗の教義において、人間の心の全ての境地を十種に分類したもので、六道に声聞・縁覚・菩薩・仏の四を付加したものである。十界論、十方界あるいは十法界(じっぽうかい)とも言われる。天台教学の伝統を表した『仏祖統紀』巻50に出る。

地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人界・天界・声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界に分類され、これらの総称が十界である。

(ウィキペディアより引用)
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そのお坊さんは、人はこれら十界のどれかに当てはまるのではなく、「全ての面」を持って生きているとおっしゃっています。

ある時は、菩薩の面が現れ、またある時は修羅の面が現れ、という具合です。

今朝の地震のようなことが起きると、十界のさまざまな面がはっきりと現れてしまいます。

自分のコンフォートゾーンを著しく脅かされて、我を失ってしまうからでしょう。

我を失い、、

生活用品や食料の買占めに走ってしまう、

理不尽に怒りその鬱憤を晴らすかのごとくSNSなどに書き込む、

などなど普段ではしないようなことを思わずしてしまうのが、コンフォートゾーンに戻そうとするホメオスタシスの強さです。

しかし、そんなホメオスタシスも使いようによっては味方にもなってくれます。

今の苦しい状況からできるだけ視点を上げて周りを見ることで余裕は出てくるはずです。

そして、より多くの人に役に立つことを考え行動できるようになると思います。

そんなことを、何も被害に遭っていないお前がいうな!と思う方もいるかもですが、僕自身は阪神大震災で被災しました。

震災発生から24時間経たないうちに、楽器と着ていた服とバイトで貯めた少しのお金以外、全て炎に包まれる家とともに燃え尽きました。

近所の人が梁に押しつぶされて亡くなったのをおんぶして運び出したりしました。

おんぶして運んでいる間にこんな経験をしました。

背中に冷たい水気を感じたのです。それは亡くなった方から漏れ出した尿でした。

けど、そんなことに驚く暇もなく無我夢中で遺族のために運びました。

という具合に、今思うととんでもない事だったなあと思うのですが、そんな目にあった自分を一度も不幸に思ったことはありません。

僕の同級生や後輩は家の下敷きで亡くなったり、よく通っていた焼肉屋さんのおばあさんは建物の下敷きになり、生きていたのに家族は運び出すことができず、火が回ってきて亡くなってしまったそうです。

そんなたいへんな目にあって、どうしようもない悲しみにくれている人たちがいるのに、たかが家と身の回りのものが燃えたくらいなんだ、命が助かっただけでも幸せなことだと何千回も思ったものでした。

これはもっと被害に遭った人たちと比べるわけではありません。

視点を上げれば冷静になれるということです。

そして、冷静になって、より高い視点から多くの人のために役立つことを考えられるようになります。そして、ホメオスタシスも後押しして行動の助けとすることもできるようになるはずです、

ぜひ、今回なんらか被害にあって苦しい思いをされている方々には視点を1つでも2つでもあげて、もっと苦しんでいるたいへんな人たちのために菩薩の面、仏の面を発揮していただけたら、どんな苦難も乗り越えられるのではないか?そんなことを思う次第です。