おひとりさま

クラスごとにご予約の人数が様々なんですが、半年に1回くらい頻度で、たった一人のご予約の日があるんです。

お一人だろうが10人だろうがクラスはするんですが、そのお一人様っていう日に来てくださる方が、なんかうまく言えませんが、「今、この方なんだな」っていうか、なんかテレパシーを感じるの。

で、せっかくなので、お話をたくさん聞きます。

 

こないだは、幼稚園の副園長しているAさん。日頃考えていることや、仕事のこと、子育て。いろんなことを話していただいて、なんかその方を少し深く理解します。するとクラスの中での動きも違ってくるんです。なんか不思議なんだけど。

 

今日は、Mさん。

日曜日がお一人なんてたぶん初めてなんだけど、なんかあるなと直感で、お話することにしました。結婚30年、奥さんとして、3人のお母さんとして、仕事の話。いろーんなお話の中でいくつか印象的で、はっとした。

 

旦那さんとの関係の中で、「ゆるがない信頼ができる」ってこと。

これは、きっと「好き」とか、「嫌い」とか、「浮気する」とか、「しない」とか、「稼いでくる」とか、「安定」「不安定」の話ではなくてね、もっともっと、根本的に築いてきた、生きてきたその道のりでしかないものによって感じること。

でも、この「ゆるがない信頼」って与えられたものではないねって話しました。

ただ「気づく」。

 

そこにいてくれたことに気づく。

お互い様だということに気づく。

愛することに気づく。

愛されていることに気づく。

 

これってどっちにしても、思い込みなのよ。

でも、いつまでも不安がって、起こりもしてないことを心配したり、過去の失敗に執着している状態では、築けない「なにか」なんだよな。幸せな気づきだねって。

 

 

そして、最近、私も含め、スタジオに妊婦さんが来ている中で、「出産の不安」についてクラスで発言を聞いて、アドバイスするみたいな光景をみるんだけど、私が妊婦になって1番いらんかったもの。

「おかあさん学級」みたいな根拠のない経験談。

話す方は、ようは、「思い出話」なわけで、気分いいやろ。

でも、今から産む人にしたら、それが自分に当てはまるかどうか分からん情報をどんどん伝えられても、不安にしかならない。ってことをクラスでもよく話してて、悪気があってしていることではないので、途中で「話やめろ」とも言えない妊婦さんの顔を見るのもめんどくさかったのね。

だから、うちのスタジオのみんなはほんとに、いらんこと言わない。

「大丈夫、大丈夫」とどーーーんと構えた先輩母さんたちばかりなのです。

 

Mさんも1番下のお子さんがもう直ぐ成人するような、子育て最終版の方で、いろんな経験をされてきた。

その中でおもしろい!って二人で大笑いしてたのが、

 

自分が子供を産んだ頃「褒め育て」が流行りだしたんだって。

旦那さんのおかあさんに渡されたそんな本を読んで、それやらないと!って一生懸命子供を褒めていると、ある日、その子がチックになりかけた。

そこでMさんははっとしたの。

「これちゃうんちゃうか・・・」って。

で、やめたんだよね。って話。

 

子育てに一生懸命で、いい子に、元気に、すくすく育てたいというお母さんの気持ちは同じなんだけど、「これしなきゃ!」「褒めなきゃ!」ってする行動は意味がないんだって。子供はそんなことすぐ察知する。嘘ではないけど、本当でないこと。波動をキャッチするんだよな。

 

褒め育てがダメなわけでもない。

それを取り入れた自分がダメなわけでもない。

子供が悪いわけでもない。

 

もちろん、かわいいし、愛しているので、その子のために全力で取り組んだんだろう。だから、子供の小さな変化に気付き、方向転換できた。素晴らしい子育てやと思います。

その子のためじゃなくて、「不安を解消したかっただけ」の「自己満足」のためだったと20年経って気づいたって。でね、最近子供に謝ったんだって。(Mさんかわいすぎる)。素敵でしょ。

 

これは、ヨガさえしてりゃ元気になる。って思い込みと同じだね。

その前に、自分自身がどうあるのか?っていう心のあり方で結果は変わるの。

健康にもなるし、追い込んで怪我もする。どっちに行くも自分次第なんだ。もちろん指導者次第です。なにをどう伝えるのか?って大事なんだ。本を書いた人もきっと伝えたい思いは同じなんだ。でも、もっと根本的なことを伝えないといけないこともあるんだよな。

 

 

このMさんの気づきこそ、未経験のみんなが知りたいことなんだ。

間違ったからダメなんじゃなくて、なにに気付き、どう方向転換して、なにが大事と気づいたのか?こそ経験しないとわからないことなんだもん。

それを話す「お母さん学級」だったら最高だねって。

 

なんか今日は、朝から素敵な時間を過ごしました。

ありがたや。

 

うちのスタジオでは、そんな気づきをシェアしたいので「お茶会」を3ヶ月に1回はしたいなーって思っています。またみんなでいろんなお話しましょうね。